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| 作品 | 作者 | 開催回 |
|---|---|---|
| 陽に揺るる池の小波や冬うらら | 暎子 | 第２１６回 |
| 虎落笛犬の遠吠え一度きり | 暎子 | 第２１６回 |
| こんな夜に来る人あらば雪女郎 | 暎子 | 第２１６回 |
| 狐火が呼んだふりむくなふりむくな | 暎子 | 第２１６回 |
| 冬萌や娘に学ぶスマホ術 | 睦子 | 第２１６回 |
| 祓はるを待ちて頂く三十蕎麦 | 睦子 | 第２１６回 |
| 煮ぼうとう葱たっぷりと青淵忌（渋沢栄一忌） | 睦子 | 第２１６回 |
| 虎落笛錠前堅き旧家かな | 睦子 | 第２１６回 |
| クリスマス音符混み合ふ街の角 | 睦子 | 第２１６回 |
| 御舟の絵そのままビルに蔦紅葉 | みやこ | 第２１６回 |
| 旅立ちし夫や五年の日記果つ | みやこ | 第２１６回 |
| 菰樽の男結びや実万両 | みやこ | 第２１６回 |
| 銀杏散るウーバーイーツ駆け抜ける | みやこ | 第２１６回 |
| 虎落笛時には母の子守歌 | みやこ | 第２１６回 |
| 冬晴やトランペットの音さえて | 邦子 | 第２１６回 |
| もがり笛コロナ禍夜の救急車 | 邦子 | 第２１６回 |
| 玻璃戸から冬夕焼けをおしみつつ | 邦子 | 第２１６回 |
| 山茶花の咲き満ちている日和かな | 邦子 | 第２１６回 |
| おでん食む青春の屋台時遠し | 邦子 | 第２１６回 |
| そつけなき白き湯豆腐掬ひたり | 節子 | 第２１６回 |
| 白き肌さくさく切りて煮大根 | 節子 | 第２１６回 |
| 冬の蚊や一針の糧いとほしく | 節子 | 第２１６回 |
| 岸壁の波をも消ゆる虎落笛 | 節子 | 第２１６回 |
| 明日あると生きて行かむや帰り花 | 節子 | 第２１６回 |
| 行く年の疫の世などここまでと | 玲子 | 第２１６回 |
| 大事終へ折れし心に柚子湯する | 玲子 | 第２１６回 |
| 四温晴今日は病院行くことに | 玲子 | 第２１６回 |
| コロナひねもす虎落笛よもすがら | 玲子 | 第２１６回 |
| どっしりと天下無比なる枯欅 | 玲子 | 第２１６回 |
| 萩散るや時には蝶の羽ばたきに | 忠文 | 第２１５回 |