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| 作品 | 作者 | 開催回 |
|---|---|---|
| 団扇背に昼夜跳ね舞ふ夜明けまで | 郁子 | 第２１１回 |
| 梅雨籠り気になる一挙手一投足 | 暎子 | 第２１１回 |
| 人類の飽くなき野望雲の峰 | 暎子 | 第２１１回 |
| 今日一日なすこといくつ日雷 | 暎子 | 第２１１回 |
| 絵手紙団扇音信とだへ幾年ぞ | 暎子 | 第２１１回 |
| 炎天や工事現場のシャベル音 | 暎子 | 第２１１回 |
| 竹ひごの風しなやかな団扇かな | みやこ | 第２１１回 |
| 団扇風江戸の女のしどけなき | みやこ | 第２１１回 |
| 撮り鉄や脚立高くし梅雨晴間 | みやこ | 第２１１回 |
| 園児らの掌より飛び立つおほむらさき | みやこ | 第２１１回 |
| あばらやの屋根這い登る凌霄花 | みやこ | 第２１１回 |
| どくだみや十字の裏の魔の世界 | 節子 | 第２１０回 |
| 直線に風そよそよと植田かな | 節子 | 第２１０回 |
| ラベンダー打首の刑何ゆえに | 節子 | 第２１０回 |
| 全国へ願ひ散りゆく花火かな | 節子 | 第２１０回 |
| 朝顔や今日精一杯できること | 節子 | 第２１０回 |
| ドクダミや勝手口から母の声 | 清美 | 第２１０回 |
| 紫陽花のぐんと伸びたる祖父の家 | 清美 | 第２１０回 |
| ベランダにはためく衣梅雨晴間 | 清美 | 第２１０回 |
| ラベンダー丸く撓むや蜜集め | 清美 | 第２１０回 |
| 紫陽花や引越し先の夕景色 | 清美 | 第２１０回 |
| 深閑の日比谷公園蛇通る | 玲子 | 第２１０回 |
| 十薬や闇に程よき花あかり | 玲子 | 第２１０回 |
| 緑陰にページをめくる風ありて | 玲子 | 第２１０回 |
| 悠々と渡る蛇の背てらてらと | 玲子 | 第２１０回 |
| 咲き誇る十薬の黙君忍ぶ | 玲子 | 第２１０回 |
| 水鉄砲笑ひながらの死んだふり | 忠文 | 第２１０回 |
| どくだみの花の盛りはさり気なく | 忠文 | 第２１０回 |
| 高々と光と変はる胡蝶かな | 忠文 | 第２１０回 |
| ぬじればな添ひし光をそっと巻く | 忠文 | 第２１０回 |