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| 作品 | 作者 | 開催回 |
|---|---|---|
| 麦青む葉先きらきら風を呼ぶ | 邦子 | 第２１９回 |
| スマホより証見せられ合格子 | 邦子 | 第２１９回 |
| 一人住む庭に灯すや土佐みずき | 邦子 | 第２１９回 |
| 青々と大地の息吹麦青む | 玲子 | 第２１９回 |
| 見えていてなほ遠き人星おぼろ | 玲子 | 第２１９回 |
| ゆるやかに野を潤して春の川 | 玲子 | 第２１９回 |
| ややおくれ紅梅かすか香をたてて | 玲子 | 第２１９回 |
| 雛納め少しためらひ残しつつ | 玲子 | 第２１９回 |
| 菜の花や更地になりし喫茶店 | 節子 | 第２１９回 |
| 雨降るごとに麦青くはぐくみて | 節子 | 第２１９回 |
| 風に揺れデージーの白天辺へ | 節子 | 第２１９回 |
| 点滅の夜の電話や冴返る | 節子 | 第２１９回 |
| 方恋をこころに秘めて卒業す | 節子 | 第２１９回 |
| 初雷や母の遺影の固き笑み | 清美 | 第２１９回 |
| 休日を無駄に過ごせし春炬燵 | 清美 | 第２１９回 |
| 羽ばたきの迷ふことなき春の蝶 | 清美 | 第２１９回 |
| ケセラセラ今年の桜咲きにけり | 清美 | 第２１９回 |
| 麦青むでこぼこ列の登校班 | 清美 | 第２１９回 |
| 青麦の地平一線まで青む | 忠文 | 第２１９回 |
| 引く波に引き残されて蛍烏賊 | 忠文 | 第２１９回 |
| 一音の色を咲かせて風信子 | 忠文 | 第２１９回 |
| 星々の図案となりて犬ふぐり | 忠文 | 第２１９回 |
| つくづくし出てすぐ丈を競ひ合ふ | 忠文 | 第２１９回 |
| 牡丹の芽ふつくら赤くほぐれけり | 郁子 | 第２１９回 |
| 水ぬるむ名主の滝もよき音色 | 郁子 | 第２１９回 |
| 春雷や闇にまみれてゴロゴロと | 郁子 | 第２１９回 |
| いづこゆく無数行列鳥帰る | 郁子 | 第２１９回 |
| 青麦に風波打ちて海のごと | 郁子 | 第２１９回 |
| 龍天に昇りて今朝の雲と化す | 暎子 | 第２１９回 |
| 春ショールほどけて風を追ひかける | 暎子 | 第２１９回 |