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| 作品 | 作者 | 開催回 |
|---|---|---|
| かなかなやいつも通りの夜が来て | 節子 | 第２４８回 |
| 棉摘むや糸車クルクルクルと | 節子 | 第２４８回 |
| 寄せる波やがて海へと星迎へ | 節子 | 第２４８回 |
| ショーウインド硝子の装ひ秋近し | 節子 | 第２４８回 |
| 露草や青きつばさは飛ぶごとし | 節子 | 第２４８回 |
| 産ぶ声やうすれし声のくつわ虫 | 清美 | 第２４８回 |
| ふくよかな雲に負けじと棉の桃 | 清美 | 第２４８回 |
| 黒猫の気配の鈴や秋の暮 | 清美 | 第２４８回 |
| 「わぁー涼ちい」乗り込む親子秋暑し | 清美 | 第２４８回 |
| 幾重にも雲流れきて虹一端 | 清美 | 第２４８回 |
| 朝露や既読にならぬメール待つ | 清美 | 第２４８回 |
| 名に恥じぬやうにがちやがちや鳴きにけり | 忠文 | 第２４８回 |
| 頼朝の墓に供花の濃竜胆 | 忠文 | 第２４８回 |
| 秋の駒しなやかに尾を鞭として | 忠文 | 第２４８回 |
| 秋の空秋の月等しく高し | 忠文 | 第２４８回 |
| 鴨も来よ鴨花も咲き初めて | 忠文 | 第２４８回 |
| 棉吹きて雲の流れて原の道 | 忠文 | 第２４８回 |
| くつわ虫騒ぎを忘れ何処へ行く | 郁子 | 第２４８回 |
| 栗拾ひ笊に重さを競ひ合ふ | 郁子 | 第２４８回 |
| 満月や雲一つ無きビルの上 | 郁子 | 第２４８回 |
| 棉育て母の作りし小物入れ | 郁子 | 第２４８回 |
| 小鳥来る荒川土手の大合唱 | 郁子 | 第２４８回 |
| 秋の声かすかや四季を忘れさう | 郁子 | 第２４８回 |
| 雄ばかり目立つ世界や轡虫 | みやこ | 第２４８回 |
| 糸瓜忌や斑鳩の里澄みわたる | みやこ | 第２４８回 |
| ベランダの門火小さく焚くならひ | みやこ | 第２４８回 |
| 棉はじけ戦禍の街に見たものは | みやこ | 第２４８回 |
| 阿波踊りピンクの蹴出し蹴飛ばして | みやこ | 第２４８回 |
| 楽器背に走る若者秋はじめ | みやこ | 第２４８回 |
| 原爆忌昭和は遠くなれど今 | 節子 | 第２４７回 |