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| 作品 | 作者 | 開催回 |
|---|---|---|
| 空に鷲十字となりて流れゆく | 忠文 | 第２５０回 |
| 霙酒底に消残る雪の影 | 忠文 | 第２５０回 |
| 名月が四方行く雲を照らしゐて | 忠文 | 第２５０回 |
| 陽は人も虫も分かたず注ぎけり | 忠文 | 第２５０回 |
| とりあへず去るといふ知恵稲雀 | 忠文 | 第２５０回 |
| 落ち鮎や炉端囲みて釣り談義 | みやこ | 第２４９回 |
| 格子戸の路地売り歩く新豆腐 | みやこ | 第２４９回 |
| 解夏の僧小雨に濡れて行くもよし | みやこ | 第２４９回 |
| あかんべとあやすイクメン秋麗 | みやこ | 第２４９回 |
| 塔二つ当麻の里や鳥渡る | みやこ | 第２４９回 |
| 銀漢や夢をむさぼる沈没船 | みやこ | 第２４９回 |
| 落鮎の穴場知りたる淵に立ち | 邦子 | 第２４９回 |
| 秋の夜スカイツリーの遥かなり | 邦子 | 第２４９回 |
| 秋風や実り待つ畑吹きぬけし | 邦子 | 第２４９回 |
| 露草の碧きひとみや一面に | 邦子 | 第２４９回 |
| 解夏の僧厳しき道のひたすらに | 邦子 | 第２４９回 |
| 曼殊沙華土手に群れ咲き天あふぐ | 邦子 | 第２４９回 |
| 宿命と落ちゆく鮎や長良川 | 暎子 | 第２４９回 |
| 装ひにためらひありや竜田姫 | 暎子 | 第２４９回 |
| 炊き上がる新米の湯気透きとほる | 暎子 | 第２４９回 |
| 経本を納めて清し解夏の僧 | 暎子 | 第２４９回 |
| 堂々と雲押しのけて十六夜 | 暎子 | 第２４９回 |
| 敗荷に雫振り切る矜持見ゆ | 暎子 | 第２４９回 |
| 清流の最上の里へ鮎下る | 節子 | 第２４９回 |
| 夏の果や都会のネオンきらめきて | 節子 | 第２４９回 |
| 椿の実夫に内緒の話あり | 節子 | 第２４９回 |
| 濃紺の秋茄子割れば身の白く | 節子 | 第２４９回 |
| 石榴割れ小さな宇宙現るる | 節子 | 第２４９回 |
| 外国語の飛び交ふ日本秋うらら | 節子 | 第２４９回 |
| 落鮎や浮きし古城の金華山 | 清美 | 第２４９回 |