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| 作品 | 作者 | 開催回 |
|---|---|---|
| 蟻のごと地下街ゆくや炎天下 | 忠文 | 第２５８回 |
| ラッカーのやうな西日の硬き色 | 忠文 | 第２５８回 |
| 色合ひの涼しき家に招かれり | 忠文 | 第２５８回 |
| 赤色を少しうらやむ青林檎 | 忠文 | 第２５８回 |
| 虹が出て虹がゴールと駆ける子等 | 忠文 | 第２５８回 |
| 半年が忽ち遠し半夏生 | 玲子 | 第２５８回 |
| ペン皿に硝子ペンあり夜の秋 | 玲子 | 第２５８回 |
| 一日の暮るる早さよつり忍 | 玲子 | 第２５８回 |
| 釣鐘草うつむひて聴くラ・カンパネラ | 玲子 | 第２５８回 |
| 古写真に思ひさまざま蝉しぐれ | 玲子 | 第２５８回 |
| 玉の汗ほたほた流れ背を通る | 郁子 | 第２５８回 |
| 風鈴や良く通る風軒の下 | 郁子 | 第２５８回 |
| 天の川年に一度の作品展 | 郁子 | 第２５８回 |
| 新緑の続く小道や夕日落つ | 郁子 | 第２５８回 |
| ペン先にこめる思ひや暑中見舞 | 郁子 | 第２５８回 |
| 万緑や渓渡る風かずら橋 | みやこ | 第２５８回 |
| 白南風や魚影を覗く橋の上 | みやこ | 第２５８回 |
| ふるさとの景色はいつも青田風 | みやこ | 第２５８回 |
| 月涼しガラスペン持て恋文を | みやこ | 第２５８回 |
| 水打って門前通りティルーム | みやこ | 第２５８回 |
| 雲のごと屋敷覆ひて煙の木 | 邦子 | 第２５８回 |
| 夏の夜やプラハ楽団新世界 | 邦子 | 第２５８回 |
| 明易しペンにぎりしめ一句欲し | 邦子 | 第２５８回 |
| 並び反るグラジオラスの鮮烈に | 邦子 | 第２５８回 |
| 青胡瓜適期のがして葉の陰に | 邦子 | 第２５８回 |
| 華やぎも辛苦の時も夏帽子 | 節子 | 第２５８回 |
| 校庭のＳＮＳや夏の天 | 節子 | 第２５８回 |
| かき氷スプーンくもり山崩れ | 節子 | 第２５８回 |
| 新札の発行待つや半夏生 | 節子 | 第２５８回 |
| 青空に空のプールや空虚なる | 節子 | 第２５８回 |