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| 作品 | 作者 | 開催回 |
|---|---|---|
| つばめの子チーチー合唱餌を待つ | 郁子 | 第２６７回 |
| 風に乗りはなびらひらり賽銭箱 | 郁子 | 第２６７回 |
| テント張り歌も出てきて花の下 | 郁子 | 第２６７回 |
| たんぽぽや道のわれめにどこんじょう | 郁子 | 第２６７回 |
| 奢莪の花私を見てとやぶの中 | 郁子 | 第２６７回 |
| 青空に見てねと仰ぐ芝桜 | 邦子 | 第２６７回 |
| 花の昼今日といふ日を惜しみなく | 邦子 | 第２６７回 |
| 桜咲く母校の校歌口ずさむ | 邦子 | 第２６７回 |
| 土佐水木一人住まひを灯したる | 邦子 | 第２６７回 |
| さくらさくら老いて叶わぬ上野かな | 邦子 | 第２６７回 |
| 野にあらば摘みたき蕗を買ひ求む | 暎子 | 第２６６回 |
| 美容師の指の巧みやうららけし | 暎子 | 第２６６回 |
| 円周率にマイナンバーあり水温む | 暎子 | 第２６６回 |
| 話あれこれザクザクと春キャベツ | 暎子 | 第２６６回 |
| 春火鉢母のにほひの古手紙 | 暎子 | 第２６６回 |
| 卒業の答辞の手紙声高し | 清美 | 第２６６回 |
| 距離取りてバス待つ列や春朧 | 清美 | 第２６６回 |
| 寄り添うて二羽の雀や春の雨 | 清美 | 第２６６回 |
| 春炬燵オプションごとき眠り猫 | 清美 | 第２６６回 |
| 闘魂の猪木のビンタ春嵐 | 清美 | 第２６６回 |
| 末黒野に足跡しんと日照りけり | 忠文 | 第２６６回 |
| 枝垂れて枝の先まで梅の花 | 忠文 | 第２６６回 |
| 受験日の一言だけの置手紙 | 忠文 | 第２６６回 |
| 幸せの形は卑近子猫なづ | 忠文 | 第２６６回 |
| 目白逃ぐ木々の枝間を抜け道に | 忠文 | 第２６６回 |
| ベランダにＳ席ありて春夕焼 | 玲子 | 第２６６回 |
| 春彼岸寺につどひて辻談義 | 玲子 | 第２６６回 |
| 春愁や小さき鉢に小さき花 | 玲子 | 第２６６回 |
| ゆつくりと白湯にひらきて桜漬 | 玲子 | 第２６６回 |
| 何の芽か育ててみればさくら草 | 玲子 | 第２６６回 |