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| 作品 | 作者 | 開催回 |
|---|---|---|
| 散り際を最も美しく紅葉 | 忠文 | 第２２６回 |
| 団栗の旅立つ音の降り続く | 忠文 | 第２２６回 |
| 磯鴫の足跡波がさらひけり | 忠文 | 第２２６回 |
| 紅葉且つ散る夕暮の池の面 | 郁子 | 第２２６回 |
| 金木犀香り半減雨の中 | 郁子 | 第２２６回 |
| 走らないカード合せの運動会 | 郁子 | 第２２６回 |
| 風に乗り亡夫の使ひ赤とんぼ | 郁子 | 第２２６回 |
| 青々と風の足跡とろろ汁 | 郁子 | 第２２６回 |
| 鋏の音交互に響き松手入 | 暎子 | 第２２６回 |
| もう乗らぬ人の自転車秋の暮 | 暎子 | 第２２６回 |
| 早朝の目映さと影ちちろ鳴く | 暎子 | 第２２６回 |
| まだ酔うているらし朝の酔芙蓉 | 暎子 | 第２２６回 |
| 紅葉且つ散る晴天の湖静か | 暎子 | 第２２６回 |
| 椋鳥の投網破れて街昏るる | 睦子 | 第２２６回 |
| 虫の音の絶えてさびしき症候群 | 睦子 | 第２２６回 |
| 幕末の志士の道とや竹の春 | 睦子 | 第２２６回 |
| 野火止めの紅葉且つ散る流れかな | 睦子 | 第２２６回 |
| おつ母さんと呼ぶにふさはし八ツ頭 | 睦子 | 第２２６回 |
| 秋天を切裂くやうなホイッスル | みやこ | 第２２６回 |
| 紅葉且つ散るオフィス街のキッチンカー | みやこ | 第２２６回 |
| 長き夜のフジタの絵画贋作か | みやこ | 第２２６回 |
| あれほれと名詞出てこず秋桜 | みやこ | 第２２６回 |
| 紅葉かつ散る尼寺の苔の庭 | みやこ | 第２２６回 |
| 思ひ切り栗は多目の栗ご飯 | 邦子 | 第２２６回 |
| 地震突如五感をゆらす長き夜 | 邦子 | 第２２６回 |
| 紅葉且つ散るくり返す歩みかな | 邦子 | 第２２６回 |
| 無花果の枝葉の影や幼き日 | 邦子 | 第２２６回 |
| 捨て案山子空の青さと富士の山 | 邦子 | 第２２６回 |
| （オリパラにて）一投に阿吽の呼吸秋暑し | 節子 | 第２２５回 |
| コロナ禍に封を切らずの秋扇 | 節子 | 第２２５回 |