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| 作品 | 作者 | 開催回 |
|---|---|---|
| 加齢とや診察室にある余寒 | 暎子 | 第２５３回 |
| 駆け上がる炎焼き尽くす山焼 | 暎子 | 第２５３回 |
| 薄氷を踏めば頼りのなき返事 | 暎子 | 第２５３回 |
| 初場所やざんばら髪の横綱戦 | 暎子 | 第２５３回 |
| 二ン月やカレーにチョコの隠し味 | 暎子 | 第２５３回 |
| 山に沿ふ霧雲二つ冬終る | 清美 | 第２５３回 |
| 百点に春の予感の帰り道 | 清美 | 第２５３回 |
| 山焼の中止早々鳥の来て | 清美 | 第２５３回 |
| 小さき音一人の似合ふ冬の滝 | 清美 | 第２５３回 |
| 天窓を装ふやうに六花 | 清美 | 第２５３回 |
| 卒業や泣く子涙をこらえる子 | 忠文 | 第２５３回 |
| つばくろの出入りの多き長屋門 | 忠文 | 第２５３回 |
| 山焼の炎いくつもせめぎ合ひ | 忠文 | 第２５３回 |
| 独り居の一本のみの干大根 | 忠文 | 第２５３回 |
| 一息に作法のやうに椿落つ | 忠文 | 第２５３回 |
| 四代で夫の回忌や春の雨 | 郁子 | 第２５３回 |
| 初午や王子稲荷に願掛けて | 郁子 | 第２５３回 |
| 境内に早々紅白梅満開 | 郁子 | 第２５３回 |
| 山焼くやパチリパチリと若草山 | 郁子 | 第２５３回 |
| 目を入れてだるま供養や福となる | 郁子 | 第２５３回 |
| 母とほく姉と語りし春の蕗 | 玲子 | 第２５３回 |
| 祈ることしかなき能登に雪無尽 | 玲子 | 第２５３回 |
| 春の朝賜りし如白湯をのむ | 玲子 | 第２５３回 |
| 春の雪ペンギン歩き月曜日 | 玲子 | 第２５３回 |
| 山焼の果てて大地はよみがえり | 玲子 | 第２５３回 |
| 梅東風や善男善女群をなし | みやこ | 第２５３回 |
| 天気図は縦横もよう寒波来る | みやこ | 第２５３回 |
| 母の縫ふ家族九人のちやんちやんこ | みやこ | 第２５３回 |
| 山焼きや金剛力士像怒る | みやこ | 第２５３回 |
| 寒餅や二階八畳餅の間に | みやこ | 第２５３回 |