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| 作品 | 作者 | 開催回 |
|---|---|---|
| 駅員のいない駅舎や枯葉舞ふ | 暎子 | 第２６３回 |
| 黄落や読経の声の朗々と | 暎子 | 第２６３回 |
| 地面より木の根とび出す落葉道 | 暎子 | 第２６３回 |
| 日向ぼここのひとときがあればこそ | 暎子 | 第２６３回 |
| この冬は値上げラッシュやチョコ・カステラ | 暎子 | 第２６３回 |
| 日記帳残り僅かや冬紅葉 | 清美 | 第２６３回 |
| カステラや祖父母の部屋の置炬燵 | 清美 | 第２６３回 |
| 老猫のまんまるな目や冬ぬくし | 清美 | 第２６３回 |
| マフラーやバスは目前猛ダッシュ | 清美 | 第２６３回 |
| 街路樹に黄色足し算冬灯 | 清美 | 第２６３回 |
| 雪見舟雪の中へと消えにけり | 忠文 | 第２６３回 |
| 掘炬燵蜜柑卵糖餅抹茶 | 忠文 | 第２６３回 |
| 渡り来て白鳥のはや人に慣れ | 忠文 | 第２６３回 |
| 石塀に腰掛け休むたかしかな | 忠文 | 第２６３回 |
| 寒雀のせて日に照る鬼瓦 | 忠文 | 第２６３回 |
| 巷の木すべて天使やクリスマス | 玲子 | 第２６３回 |
| 夕映て梢に残る冬紅葉 | 玲子 | 第２６３回 |
| 茶の花や忙中閑の日の恵み | 玲子 | 第２６３回 |
| 枯尾花命の果も風の中 | 玲子 | 第２６３回 |
| 賀状かく心のけじめままならず | 玲子 | 第２６３回 |
| 礼文へのフェリー追ひかけいるか跳ぶ | みやこ | 第２６２回 |
| 冬茜富士は棚雲たなびかせ | みやこ | 第２６２回 |
| 富山より薬屋の来て冬に入る | みやこ | 第２６２回 |
| 焼き栗の香りそこここ旧市街 | みやこ | 第２６２回 |
| 鰯雲うつろひやすき吾が心 | みやこ | 第２６２回 |
| 白湯吞みポカポカ遺る気今朝の冬 | 邦子 | 第２６２回 |
| 手の平に収まる熊手一の酉 | 邦子 | 第２６２回 |
| 遊泳すバンドウイルカ愛らしく | 邦子 | 第２６２回 |
| 残菊や括られて尚たくましき | 邦子 | 第２６２回 |
| 新米の艶やかなつぶ炊き上がる | 邦子 | 第２６２回 |