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| 作品 | 作者 | 開催回 |
|---|---|---|
| 浅草寺詣でてよりの三社祭 | 暎子 | 第２２１回 |
| 小兵力士のしぶとき動き初鰹 | 暎子 | 第２２１回 |
| あおあおとあめのあしたのしげりかな | 暎子 | 第２２１回 |
| 竹皮をぬぎすて風は深みどり | みやこ | 第２２１回 |
| 若葉風かけっこ一人リタイヤす | みやこ | 第２２１回 |
| ワクチンの空輸忙しき聖五月 | みやこ | 第２２１回 |
| 島影にたゆたふ小舟夏はじめ | みやこ | 第２２１回 |
| 三社祭江戸つ子の血のさわぐ夫 | みやこ | 第２２１回 |
| 夏薊行きかふ路地の隙間から | 邦子 | 第２２１回 |
| 芍薬を咲かせて主のしたり顔 | 邦子 | 第２２１回 |
| カーネーション赤母の日の腕の中 | 邦子 | 第２２１回 |
| 莢豌豆さつと一茹一品に | 邦子 | 第２２１回 |
| 三社祭下町の粋束ねたり | 邦子 | 第２２１回 |
| 野牡丹の色次の世も変りなく | 玲子 | 第２２１回 |
| コロナ禍の渡御なきてふや三社祭 | 玲子 | 第２２１回 |
| 白牡丹落城の如くずれをつ | 玲子 | 第２２１回 |
| 青葉風窓は全開二両都電 | 玲子 | 第２２１回 |
| 疫病の居座りつづく軒菖蒲 | 玲子 | 第２２１回 |
| 薔薇開く古傷を思い出させて | 節子 | 第２２１回 |
| 行く春や旅の案内そのままに | 節子 | 第２２１回 |
| 病室に掛け声聞こゆ三社祭 | 節子 | 第２２１回 |
| 柿若葉この地に嫁ぎ髪白く | 節子 | 第２２１回 |
| 草笛を吹く子の瞳かがやきぬ | 節子 | 第２２１回 |
| 更衣使はぬままの父の竿 | 清美 | 第２２１回 |
| 筍や年に一度の友一人 | 清美 | 第２２１回 |
| 三社祭拍子揃ふる人の波 | 清美 | 第２２１回 |
| 一年生無数の靴と傘の波 | 清美 | 第２２１回 |
| 遅咲きの図書館通ひ春の星 | 清美 | 第２２１回 |
| 三社祭神輿の影も揉みくちゃに | 忠文 | 第２２１回 |
| 遠目には風のしづかな青柳 | 忠文 | 第２２１回 |